指原莉乃2chにおける批評5つのポイント

指原莉乃2chにおける批評5つのポイント

いまをときめくAKB48。そのセンターには、前田敦子でも大島優子でもなく指原莉乃がいる日がやってきました。指原莉乃といえば、もともとヘタレキャラでイメージをつくるもスキャンダルの発覚、博多へのなかば「左遷」、そして総選挙1位とネット上特に2chで話題に事欠かない人物です。指原莉乃について良くも悪くも批評を繰り返してきた2ch―その実態はいかなるものだったのでしょうか?



15万570票―これは一人の女の子が獲得した票の数字です。その人物こそが指原莉乃であり、結果的に彼女は国民的アイドルグループのトップに立つことになりました。本来ならば、一人のアイドルの努力の結晶と考えることもできるのでしょうが、このストーリーの主役が指原となると話が変わってきます。「ヘタレ」、過去の熱愛発覚、HKT48への左遷、さらにアイドルらしからぬ言動の数々はネット上、特に2chにおいては批判的な意見ばかりです。しかしながら、リアルな世界では圧倒的な支持を受けているらしい…と矛盾が生じてしまいます。

ここには、2chという特殊な言論空間ということも関係してきます。「匿名性」はその最たるものでしょう。とはいえ、2chの批判が「指原莉乃」というパーソナリティとキャラクターを形成していったと言えるでしょう。おそらく2ch住民も知らないうちにの出来事ですが、指原への批判とイメージ形成はどう展開していったのでしょうか。


指原莉乃2chレビュー5つのポイント

①ヘタレキャラとして

指原莉乃と言えば今はあまり聞かれなくなりましたが「さしこ」と呼べています。何かあるたびに、「さしこのくせに」と言われてきたのはAKB48の中でもそうですし、2chをはじめとするネット上でも同様でした。ヘタレというのは、みんなの憧れる「偶像」たるアイドルらしからぬキャラクターですが、指原はその中で体当たりな企画や設定にも耐えていきました。

2chというのは、人の短所を取り上げては時には誹謗中傷まじりの言葉で叩くことがしばしばなのですが、「ヘタレ」としてブレイクした指原にとっては、キャラクター確立のためにむしろ有効であったといえるかもしれません。

②ドルヲタ指原

指原莉乃の特徴と言えば、「アイドル好き」すなわちドルヲタであるということです。指原のハロー!プロジェクト好き、特にモーニング娘。好きは読者のみなさまもご存知なのではないでしょうか。『魁!音楽番付~EIGHT~』でハロプロのアイドルと共演した時も指原のアイドルヲタクぶりは飛び抜けていました。AKB48とモーニング娘。を比較してみてもモーニング娘。の方が好きという徹底ぶりでした。

他のアイドルの可愛さを持ち上げて自分はその引き立て役にまわるというのは、2chの住民たちにとっても問題はありませんでした。それどころか、自虐的な指原に対しては批判をする必要はなかったのです。

③過去のスキャンダル


ヘタレキャラとして逆風に耐えていた指原は2chでの評価は相変わらず高いとはいえないものの着実にTVへの出演も増えたほか、ソロデビュー、指原プロデュース「指祭り」の開催決定など人気は着実に増えていきました。そんな指原最大の危機となったのは週刊誌報道による過去の恋愛発覚でした。

それもAKB48へ加入後のもので内容もキスプリ流失などと生々しく、いくらヘタレで人気を博した指原といえども致命的と言える事態でありました。2chの反応はそれこそひどいもので、あることないこと含め指原を叩いたのです。

④HKT48への移転

スキャンダル発覚後、指原は『AKB48のオールナイトニッポン』において週刊誌報道についてファンや関係者に向けての謝罪を行いました。さらに、プロデューサーの秋元康からは翌日付けでHKT48に移籍するように命じられたのです。この移籍は実に大きな転機となりました。指原以外の人気メンバーがスキャンダル発覚後は人気を落としていってしまうのが常だったのですが、指原はまさに何回目かの試練を与えられたといってもいいでしょう。それだけ秋元康をはじめとする運営からの期待値が高かったと見ることができます。

果たして、指原はその役割に適任だったと言えます。AKB48グループの地方ユニットとしてSKE48、NMB48に続いてできたHKT48は当時そこまで人気があったとはいえず何かしらの起爆剤が必要でした。もちろん、HKT48古参からは2chで叩かれ、相変わらず『笑っていいとも』出演のように東京での仕事がメインということも面白くない人は大勢いました。そうであっても、指原はHKT劇場の共同支配人になるなど活躍していきました。

⑤総選挙1位と小林よしのり

指原は総選挙で初回から27位→19位→9位→4位と順位を上げていき、第5回で1位に輝きました。このことだけ考えればハッピーエンドと言えますが、世間が単純にその事実を受け入れたわけではありませんでした。例えば、AKB48好きを公言していた漫画家小林よしのりと指原は犬猿の仲と言えるでしょう。

指原が総選挙1位になったときの、露骨に否定的な言動は注目を集めました。2chも二人の論争に反応しました。小林よしのりというアンチ指原の姿を見ることは、自分たちの実態を振り返るきっかけになったのかもしれません。もちろん、2chの住民がそんなことを発言するわけはありませんし、1位獲得後の指原を「調子に乗っている」とみる向きも多いのは事実です。しかしながら、指原の強いハートを2chはいつの間にか作っていたと言えるでしょう。


いかがだったでしょうか?

デビュー以来、指原についてまわっていたのは「アンチ」の存在でした。その最たるものが2chとういう巨大なネット空間でしょう。指原はもともとのキャラ設定、そして自らまねいたタネを含めて2chは勿論のこと数々の批判と闘う必要があり、その中で指原が試練を乗り越えていったのは言うまでもないことです。

敵対しているかに見える指原と2chの関係性も指原が人気を博すターニングポイントに何があったかを細かく考えていくと面白いポイントが浮かび上がるものです。

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